大事なことは県民投票に問う

テント村を閉じてから半年。

玄海町長選挙があったり、唐津市議会でプルサーマルの是非を問う住民投票条例が否決されたり。

六ヶ所では再処理工場の試験運転が始まってしまい、警告されていたとおり事故が発生し、また被曝者を出してしまったし、放射能は垂れ流しされている。


これまで水面下での展開としてきたが、いよいよ明日が記者発表。
一部マスコミの報道が流れているが、、、、、


佐賀県内のさまざまな地域で「プルサーマルの事前了解には県民の意見をきちんときいてほしい」「重要な課題は住民投票で判断してほしい」そんな幅広いネットワークが広がってきた。
そして9月3日、プルサーマル・大事なことは県民投票で決めよう佐賀県民の会が結成された。そう、古川県知事に「プルサーマル計画導入の是非を問う住民投票条例」の設置を直接請求するのだ。



県民投票の運動自体は「大事な政策決定は県民に判断させてほしい」という一点で展開しており、反対の方も賛成の方もまだプルサーマルって何?という人も幅広く参加していくことになるだろう。
がんばろうテント村!
がんばれ!プルサーマル・大事なことは県民投票で決めよう佐賀県民の会
ひとまかせじゃいけんばい!せにゃいかんさぃ!佐賀県民投票!



直接請求には300万円を超える経費がかかる見込みだそうだし、署名を集める収集人も一万人以上はいたほうがいいだろう。
県民投票してほしい!と思ったら皆さんができることに協力してほしい。
詳細は近々作られるという県民投票の会HPを見ていただきたい。

1、カンパ
2、県民投票の会に入会
3、署名を集めたい
4、署名したい

とりあえずはこちらのメアドでもお問い合わせお受けします。

5、唐津市と佐賀県との「トホホ」な協定

原子力発電所の安全確保に関する協定書に係る佐賀県唐津市の協定書

佐賀県(以下「県」という。)と唐津市(以下「市」という。)は、市が九州電力株式会社原子力発電所の所在する玄海町の隣接地域であることに鑑み、原子力発電所の安全確保に関する協定書(以下「協定書」という。)に関し、下記の通り確認する。
         記
1 協定書の運用に当たっては、今後とも、県は、市の意向に十分配慮することとし、市は、本確認書に基づいて得た情報については、市民に対する説明責任を果たすものとする。
2 協定書第5条(平時における連絡)に関し、県は、必要に応じ、連絡内容を市に通知するものとする。
3 協定書7条(立入調査)に関し、市が原子力発電所において何らかの異常が発生したものと認める場合は、県に立入調査を要請することができる。この場合において、県が立入調査を実施するときは、市は同行するものとする。

平成18年3月26日
佐賀県
佐賀県知事 古川康
唐津市
唐津市長 坂井俊之

4、唐津のお隣、伊万里市議会の決議文


プルサーマル受け入れに対する慎重な判断を求める意見書

 昨年12月25日、プルサーマル計画に対する県主催の「公開討論会」が、安全性をテーマに実施されました。知事はその討論会を受け「安全性の議論は深まった。結論を先送りすることはない」と県として判断することを記者発表し、2月7日には「安全性は確保できる」と発言。2月県議会では「私としてはプルサーマル計画に同意したいと考える」と態度表明を行いました。
 果たして本当に「県民の理解は進んだのか」多くの方々が疑問視しています。
 今日までの議論の中でも、専門家の間で安全性の見解がまったく違っていることも明らかになっています。
 専門家の意見が分かれ、漁民の皆さんをはじめ様々な団体が反対をしている現況の中で、一般県民の理解を得られたとはいえません。
 自治体は住民の安全を守ることが最も重要な役割であり責務です。プルサーマルの場合万が一、事故が起きれば県民生活にとって極めて重要な問題です。
 伊万里市原発から10キロ以上離れていることから、住民避難訓練など一連の原発対策の対象外となっていますが、プルサーマルの事故があった場合を仮定すると、現状では伊万里市民の不安をなくすことはできません。
 したがって、その判断は慎重に議論と検討を行うことが必要です。そのことを通して県民の不安を払拭する努力が今一度求められています。
 その意味でも、関係住民、自治体などへの丁寧な説明と議論などを重ね、より慎重な判断を求めます。
 異常、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

平成18年3月22日
伊万里市議会

佐賀県知事 古川康 様

3、福岡県糸島郡志摩町議会の「慎重審議」決議文


玄海原発プルサーマル計画について、住民側に立った公正な判断を求める意見書(案)

 現在、九州電力が変更認可申請中の玄海原発プルサーマル計画について、今年に入り、佐賀県知事は、「安全は確保される」として計画を受け入れる考えを示され、同じく県議会与党も賛同する動きをされております。昨年から何度か開催された公開討論会では、疑問点や反対意見が数多く出されました。本当に、安全性は確保されたのでしょうか。
 原発内での事故や地震など災害が起きれば大事故になります。佐賀県だけでの問題では済まされません。玄海原発から25kmと近接した福岡県糸島地区の住民は、この問題に対して重大な関心を持っています。万一トラブルが発生した場合、放射能汚染に対する国や佐賀県はどのような措置を取られるのか、県民や周辺住民の不安を払拭できる説明は、まだ十分とはいえません。
 現在の佐賀県玄海町だけを対象とした安全協定による協議を早急に改め、広域的な関係自治体を含めた協議会を設置し、住民が安心して生活できるための慎重な議論がなされるように強く要望いたします。

  平成18年3月13日
     福岡県志摩町議会
     議長 平野順平

佐賀県知事  古川 康 様
佐賀県玄海町長  寺田 司 様
福岡県知事  麻生 渡 様





決定およびその理由

(1)請願第2号 「玄海原発プルサーマル計画について、住民側に立った公正な判断を求める意見書」の提出を求める請願

 本請願は、現在九州電力が進めている玄海原発プルサーマル計画について、佐賀県知事や地元玄海町が導入容認の方向に動いていることに対して、県民や市民さらに周辺自治体住民への説明責任が十分ではなく、拙速に受け入れることは慎むべきであるとの立場から、住民の「命と暮らし」を守るために慎重な対応を求める意見書の提出を求めるものであります。今回までの請願で、国策としての原子力行政推進の立場とその安全性に対する疑問から計画の中止を求める立場の双方の意見を本委員会は聞いてまいりました。プルサーマル計画が認可されようとしている真に、最終段階においても佐賀県および玄海町だけが協議の対象としかされておらず、玄海原発から40kmと大変近い距離に位置する本町の住民もこの問題には大きな関心を持っているにも関わらず、議論の中には加われない現状があります。このことから国や佐賀県は早急に安全協定を見直し、糸島地域も含めた関係自治体の協議の場を設定して慎重な議論を進めていくことが必要であるとの結論に達しました。

 よって本件については、全員一致で「採択」とし、別案の通り意見書を提出することに決定しました。

2、27日事前了解抗議行動、県は県民を庁舎から排除


27日17時佐賀県庁前
すでに県庁正門前で職員がミーティング中。18時からの抗議集会を聞きつけた県は、県庁の各入り口に職員を配置し、集会を敷地内でやらせない方針らしい。ずらりと正門鉄扉前に立ち並ぶ県職員。「立ち入り規制する根拠規則を教えてください」県職員は無言。庁舎の管理課長は「所有者の管理権として許可しません」と、「県民の財産である」県庁に「県民」が立ち入ることを「根拠も無し」に規制。佐賀県史上「初」であろうこの暴挙。結局集会後も根拠を示すことのできない課長。

27日18時佐賀県庁前抗議集会
次々と街宣車上から発信される抗議のメッセージ。牛嶋社民党県議、増本亨佐賀県議も県知事への怒りを飛ばす。終結する市民や労働団体。県庁舎内でも窓を開け聞いている部屋や、廊下にも沢山の職員がこちらを見ながら聞いている。「県の職員だってこんなひどい独裁知事に仕事をさせられてかわいそうだ」という増本県議のメッセージに、バリケードの職員の一人もおもわず拍手・・・しかけたが、もみ手でごまかす。。。。そう、やはり庁内も佐賀県も「古川康」という強権・独裁者が牛耳っている。職員は何を聞かれても答えることができない、自分の意思を持って仕事が出来ない。地方自治を無視し、県にここまで暴走をさせる「国策」とは、「プルトニウム政策」は何なのか。

県にも国にも、「住民の声」を直接突きつけるしかない。

1、26日事前了解。県知事は反対署名「受取拒否」


26日朝10時玄海町役場前。
前夜に「二階大臣来佐」の報を受け、急遽役場へ。市民運動社民党共産党など20名程度の集結。しかし、増本亨県議、吉原まゆみ市議(共産)と続くマイクアピールに役場の窓にも「傍聴者」の影。
庁舎内では二階大臣・古川知事・坂井唐津市長・寺田玄海町長が「プルサーマルの事前了解」にむけての最終確認を行っている。
一時間ほどで警備職員が立ち並ぶ役場を離れ、唐津市内へ凱旋へ向かう。

26日13時唐津市役所前。
市内を街宣し、市役所前へ陣取る。30分後、知事が「裏口」から市役所に入り、すでに市長と「県と市との二者協定」締結中であることが判明。議会にすら説明のないこの市長の暴走を止めるべく、三浦は庁舎へ向かう。とそのとき、知事が庁舎から出てくる。知事に「市議会は計画認めてない」ことを訴えるも「そんなことはない」の一点張りで知事車に乗り込む。そしてスライドドアは閉まろうとするも、足を挟んで「話はまだ終わってない」「県民よりなぜ国策を優先するんだ」。車内で「早く出せ」と苦い顔をして運転手に指示を出す知事の顔。警備さんに引き離され、県知事は県庁へ。

26日15時佐賀県庁前。
県庁前での抗議街宣。県庁内では県知事が事前了解を九電松尾社長に伝えている。佐賀県平和運動センター、からつ環境ネットワークに加え、とめよう!プルサーマル佐賀の方々も県庁で休息中。止めよう!の皆さんがここ一ヶ月で集めた「プルサーマル反対」署名は12000筆。うち4000通を持っていっている。「事前了解前」に「知事に渡して欲しい」との約束を県・原子力安全対策室は無視。抗議文を知事に渡したいという思いで知事室へ行こうとするも、二時間以上県職員が阻止。そんななか知事はこっそり帰宅。近藤室長は「皆さんの話は聞きます」といつもの台詞。もう聞くだけ政策は沢山。県民の声さえ聞こうとしない県知事。