宮崎の自然と未来を守る会が、宮崎県知事に申し入れ!

宮崎の青木です。
3月22日午前に、宮崎県知事に対し、佐賀県知事プルサーマル
計画を受け入れないように申し入れて欲しいと、再申し入れ書
を提出しました。

以下写し全文----------------------------------------

宮崎県知事 安藤忠恕 殿
                  2006年3月22日

        宮崎の自然と未来を守る会
         共同代表 青木 幸雄
         連絡先:宮崎市*********
         TEL・FAX 0985-47-****

        再申し入れ書

 先日の私どもの申し入れに対して、3月17日に回答を頂きありがとうございました。しかしながら、私どもの“思い”が届かなかったようですので、再申し入れ書を提出する次第です。
 今年は、約8000kmも離れた日本をも放射能汚染させたチェルノブイリ原発事故から、ちょうど20年になります。チェルノブイリ事故後、日本でも炉型の違いを越えて、大事故に発展しかねない事故が相次いで起こりました。沸騰水型原発での再循環ポンプ事故、加圧水圧原発での蒸気発生器細管ギロチン破断事故などです。また、普通の原発だけでなく、高速増殖炉もんじゅ”でのナトリウム漏れ火災事故や東海再処理工場での火災・爆発事故など、起こって欲しくない事故が起こりました。さらには、この日本で誰一人として起こることなど考えてもいなかった臨界事故まで東海村で起こってしまいました。最近では、2次冷却系配管が破断し、噴出した蒸気が作業員多数を死に至らしめた事故は、まだ記憶に新しいところです。これらは、全て国の安全審査の上、許可がおりていた施設で起こったことではなかったのでしょうか。また、プルサーマル用燃料のデータねつ造や電力会社による情報隠しなども明らかになってきたのが、ここ数年の日本の原発をめぐる状況ではないでしょうか。
 今回のプルサーマル計画は、そもそもの発端はプルトニウムを使うはずだった高速増殖炉もんじゅ”の失敗にあることは疑う余地がありません。行き場のなくなったプルトニウムを、濃縮ウランを燃料としてきた普通の原発で燃やすというプルサーマル計画は、電気が安くつくれるわけでもなく、より安全な運転ができるわけでもありません。“危険性は増えることはあっても減ることはない”ということは、否定のしようもありません。今以上に地域を危険にさらして何がいいことがあるのでしょうか。
 玄海原発での事故は佐賀県内だけにとどまることもあるでしょうが、放射能と言う性質上、宮崎県まで被害を及ぼす可能性を否定することはできません。それ故に、宮崎県という地域を守るべき立場にある宮崎県知事として、佐賀県知事に、プルサーマル計画を受け入れないように申入れして欲しいのです。
                           以上