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16日のテント村ニュースです。レポーターは武富です。今日はちょっと長め。
まず、おわびと訂正があります。
テント村に郵便物が着く件ですが、これは民営化とはまったく関係ありません
でした。もともと着くらしいです。「民営化=サービス向上」という刷り込み
がされていた結果の恥ずかしい間違いでした。すいません。
今日の佐賀は雨。まあいいことばかりは続きません。
昨日の晩は鹿児島勢が多かったため、村の公用語は鹿児島弁。
街頭での演説も鹿児島流。なんかパワーに満ちています。
今日は外交の日。午前中に村長らが県庁に出向きました。
また午後2時から議会塔で行われた交渉には、台湾からきた塩寮反核自救会の呉文通(ゴ・ブントン)会長(塩寮反核自救会は建設中の台湾第四原発現地・貢寮郷の住民団体)とドキュメンタリー映画監督のチェ・スーシンさん(女性)が同行しました。
このときライマン博士の論文を持っていきました。
話の中身は県がプルサーマルを安全だと主張する論拠についてです。
この論文はいろいろ面白い指摘をしていますが、ピンポイントに絞ると
「LOCA(冷却水喪失事故)時のMOX燃料がどうなるのかという実験は行われていない」。
というのが、最大の論点でしょうか。
このことについては県も「データーはありません」とはっきり認めています。
また橋爪解釈によると、ライマン博士の論文では「MOX燃料はこのときぼろぼろに崩れていく」ということが書かれているらしいです。
県の職員さんは「これ何のことですか」と真顔で聞いていましたので、本当にそういう
現象を知らない様子。なのに「安全宣言」とは。みんなあっけにとられています。
とりあえず、「論文を読みます」と言い残し、逃げるように出て行きました。
増本県議は「月曜日に知事を引きずり出す。論文に対する回答もそのとき出させる」と言っています。楽しみですね。
その後は、台湾からのお客さんと和やかな交流会。村民台帳もだいぶワールドワイドになっています。
午後4時記す。